平ゼミ

平ゼミ · 2023/05/06
今回は《シリーズ卒論への道》番外編「『つながる気仙沼』プロジェクト参加記」になります。平ゼミ卒業生で現在NPO法人「地球対話ラボ」の理事である中川真紀子さんのお誘いをうけて、平先生と4年ゼミ長鈴木、副ゼミ長森の3人は「地球対話ラボ」主催の「つながる気仙沼」プロジェクトに参加しました(2023年3月13日から16日)。このプロジェクトは、宮城県気仙沼市立気仙沼小学校の空き教室を利用して、アートを通じて児童とつながることを目的とした活動で、通称「アート小学校」とよばれています。以下では、このプロジェクトに参加して、特に印象に残ったことを紹介します。  一つ目は、アート小学校を運営する地球対話ラボのメンバーの皆さんです。メンバーの皆さんはそれぞれに個性をもっていて、どのような情況においても児童たちと楽しそうに交流していました。また、その日にあったことをメンバー全員でしっかり振り返り、改善点や問題点について話し合い、次の日はどのようにするのか考えて、それらを直ぐに実践していました。アート小学校をさらに良いものにしていこうという姿勢や、そのためにくり返されるメンバーの皆さんの白熱した議論をみて、このプロジェクトは「児童と児童の対話」「児童とラボの皆さんの対話」にくわえて、「ラボのメンバー同士の対話」も魅力のひとつだと感じました。もちろん、平ゼミの卒業生と現役生の対話も貴重な機会でした。  二つ目は、児童に対するメンバーの皆さんのアプローチです。アート小学校では様々な学年の児童が自分たちの好きなようにアートを楽しんでいました。しかし、通常教室外の空間(空き教室)ではときとして予想外の事態が発生することもあり、そうした時に生まれるメンバーの皆さんと児童の対話こそが、アート小学校の最大の魅力と感じました。例えば、複数の児童が段ボールで製作した秘密基地にこっそり隠していたものをあえて作品として提示してしまうところは、とてもユニークなアプローチだと思いました。  以上が今回のプロジェクトに参加して感じた印象です。はじめは、どのようにして児童に接すれば良いのか不安でしたが、まずは自分からダンボールや絵の具を使いアートを楽しんでいたところ、児童がいつの間にかその作品づくりに加わってきてくれました。児童と一緒にアートを完成させようとするなかにこそ、「対話」のきっかけが見つかるのだと実感しました。多くの学びと発見があった充実した3日間となりました。(文責:平ゼミ4年・森)
平ゼミ · 2022/10/02
《シリーズ卒論への道》第四回では大阪研修について記録する。二泊三日に渡る日程のなかで収穫の多い充実した時間を過ごすことができた。以下では、特に記憶に残った事柄を紹介したい。...
平ゼミ · 2022/08/04
 《シリーズ卒論への道》第二回では、卒業論文を作成するために、文献検索に関する技術を学んだ。これを踏まえて、今回は一次史料がどのようなものかを実際に確認するために国立公文書館に足を運んだ。国立公文書館は、一般利用に供すること、公文書などの適切な保存および利用を図ることを目的とする独立行政法人であり、今回はその「閲覧室」「修復現場」「書庫」を見学した。 はじめに、閲覧室では、国立公文書館デジタルアーカイブから一次史料の検索方法と、それらの閲覧方法を学んだ。デジタルアーカイブの閲覧もできるが、公文書館の閲覧室では数多くの利用者が実際に公文書を手に取り読んでいた。一次史料を実際に見る・触れることができたことは、卒業論文に取り組むあたって貴重な体験であった。  つぎに、修復現場では、劣化、破損している紙媒体の公文書を手作業により修復していた。公文書の中には、経年による劣化に加え、虫やネズミなどによる食害、水害、煙害、酸性劣化等によって損傷を受け、閲覧室などの利用に支障をきたすものが多く存在している。専門的な技術をもつ職員が手作業でそれらを修復し、歴史的な事実を残す重要な仕事であることを実感した。  さいごに、書庫では、保管されている書物は国立公文書館だけでも100万冊もあり、実際には一部しか見ることが出来できなかったが、経年の劣化を防ぐために厳重に管理されていた。 今回の国立公文書館見学では、デジタルアーカイブ利用方法、公文書館の運営形態を知ることが出来た。デジタルアーカイブからインターネット閲覧が簡単に利用できるのでぜひ利用してみたい。また、公文書の利用促進として、展示、講演会、見学会、講座などが開催されている。卒業論文で活用する一次史料を収集する時が来たら、国立公文書を積極的に利用したいと考えている。そのためにも卒業論文の道をしっかりと歩んでいきたい(文責:平ゼミ3年・中村)。
平ゼミ · 2022/06/09
 《シリーズ卒論への道》第一回では、卒業論文のテーマを設定するにあたり、「現代性」「歴史性」の2つの要素を組み込む必要性について学んだ。これを踏まえて、今回はテーマを深めていくにあたって必要となる「文献検索」の技術を修得するために、文教大学図書館の文献検索ガイダンスを受講した。...
平ゼミ · 2022/04/04
 なぜ、卒業論文のテーマに現代性を用いるのか。...
平ゼミ · 2021/03/31
卒業業論文も、ビブリオバトルも、どちらも平ゼミの代名詞  ゼミを2年生の時に選択してから、平ゼミの一員として様々な活動を経験することが出来ました。その中でも、平ゼミの代名詞とも言える「ビブリオバトル」と、自分自身でとことん考え抜いて執筆する「卒業論文」の2つは、卒業した今でも特に貴重な経験であったと感じています。...
平ゼミ · 2021/03/31
2年間のゼミ活動を終えて    みなさん、こんにちは!2020年度卒業生の本間敦也です。卒業の締め括りに、恐れ多くも平ゼミの紹介文を担当することになりました。僕からは平ゼミを語る上で欠かせない卒論について、筆を執らせていただきます。...
平ゼミ · 2021/03/11
 2021年3月6日、早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所(Waseda Institute for the Study of Nationalism and...
平ゼミ · 2021/01/31
 2021年1月23日土曜日、私たち2年生・8名は2020年度平ゼミ卒業論文発表会に参加させていただきました。私たちにとっては平ゼミとしての最初の活動となり、若干の緊張と卒業論文に対する興味で胸がいっぱいでした。平ゼミの卒論発表会では、新ゼミ生が事前に配布された報告要旨を熟読し、ひとり2つ以上の質問をするという恒例の儀式があります。初めて読む卒業論文は予想以上に文字数が多く、正直、読む前は憂鬱でした。しかし、読み進めると、論文全体の構成が分かりやすく、また多角的な視野のもとに興味深い考察が展開されており、4年生の偉大さと平ゼミの面白さを感じました。  発表会当日を迎えると、4年生全員がパワーポイントを利用して、具体的な史料・データなどを織り交ぜた発表が続きました。それらを聞きながら、活字から得た自分の理解がさらに色づいていく感覚をもちました。というのも、それぞれの発表には「自分の主張が何であるか」(問題設定)、「なぜその主張が正しいと思うのか」(先行研究整理と批判)、「その根拠は客観的に正しいといえるのか」(実証的な分析)を明確に伝える技術があるからだと考えました。現在の私たちでは到底そのステージには立つことができませんが、これからのゼミ活動を通して、学ぶ力を習得し、2年後には先輩を超えるような発表ができるよう努めていきます。そして、4年生ゼミ長が仰っていた先生、先輩、同級生との関わりを大切にし、これから先の様々な困難を乗り越えていきます。また、先生の仰っていた自分で考える事の大切さを忘れず、まずは日常の細かい連絡や共有事項の確認などを着実に実践していきます。まだまだ未熟な私たちですが、この2年間で大きく成長することを約束します。どうぞよろしくお願いいたします(平ゼミ2年ゼミ長 柴尾)。
平ゼミ · 2020/12/08
福島県小野町ビブリオバトル2020開催!...

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