祝日授業日ということもあってか、人数は少なめだったのですが、
チャップリンがユーモアをまじえつつファシズムを告発した『独裁者』を見ました。
映画の発端は第一次大戦となっており、彼がこの作品を世界史の流れの中にきちんと
位置づけていることに、私としては感心させられました。
他人よりも優越性を保ちたいという人としての性(さが)が「独裁」の芽につながりかねない点は、
きっと一人一人が意識する必要のあることなのでしょう。
(写真はベルリンのユダヤ博物館(2016年撮影)。
文章は、「一度起きたことはもう一度起こりうる」プリーモ=レーヴィ『これが人間か』)