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2020年度卒業生から未来の平ゼミ生にメッセージ!

2年間のゼミ活動を終えて

 

 みなさん、こんにちは!2020年度卒業生の本間敦也です。卒業の締め括りに、恐れ多くも平ゼミの紹介文を担当することになりました。僕からは平ゼミを語る上で欠かせない卒論について、筆を執らせていただきます。

 平ゼミの活動は多岐に渡りますが、そのメインはなんといっても卒論の執筆活動です。平ゼミではゼミに所属してまもない段階から卒論に取り組みます。これは他ゼミと異なる大きな特徴の一つです。自分の研究したいと思う分野を3年生のうちからとことん追究することができます。「卒論を頑張りたい!」という学生にはおすすめのゼミです。卒論執筆のおおまかな流れについて紹介したいと思います。

 まずはテーマ決めです。興味を持っていること、疑問に思っていること、好きなこと等々。世界史に関係のある分野なら大体OKです。僕は「年号」について取り上げました。2年間付き合うことになるテーマです。情熱を捧げられる相手を見つけましょう。

 テーマを決めたら、次は卒論の動機を明確にしましょう。なぜ研究するのか、それにはどんな意義があるのか。長い執筆活動の指針となります。

 研究の方向性が決まったら、先行研究の確認に入ります。研究テーマに関する研究書や論文を読み、研究者たちの成果を丁寧に整理する作業です。その中で先行研究に欠けている部分や自分なりの新しい視点を見つけていきます。

 先行研究を整理したら、ここからがいよいよ卒論の面白いところです。自分なりの方法で研究テーマを料理していきます。別の視点から分析してみたり、一見関係の無さそうな学問分野の方法論を借りてみたり、異なる時代や国と比較してみたり…。方法は自分次第、十人十色の道があります。独創的ながらも説得力のある考察を展開しましょう!

 ここまで卒論執筆の流れを紹介してきましたが、思い通りにはなかなか進みません。紆余曲折、二転三転を繰り返して少しずつ前に進んでいくことになります。中間報告で先生や仲間から意見をもらったり、自分の考えと向き合ったりするなかで完成へと向かっていきます。苦労した分、卒論が『史宴』という本の形になったときの感動もひとしおです…!

 大学生活の集大成として卒論に打ち込みたいと思っているそこのあなた!平ゼミは卒論を執筆する上で最高の環境ですよ。僕の2年間がその証拠です(文責:2020年度平ゼミ卒業生 本間敦也)。