卒業業論文も、ビブリオバトルも、どちらも平ゼミの代名詞
ゼミを2年生の時に選択してから、平ゼミの一員として様々な活動を経験することが出来ました。その中でも、平ゼミの代名詞とも言える「ビブリオバトル」と、自分自身でとことん考え抜いて執筆する「卒業論文」の2つは、卒業した今でも特に貴重な経験であったと感じています。
ビブリオバトルは、「本を通して人を知る、人を通して本を知る」というスローガンを掲げて、近隣の学校(小・中・高校)で授業時間を利用して実施したり、福島県小野町での町おこしの一環として開催しました。この活動は、ゼミの先輩との交流や、同期の仲間と協力して運営するというだけではなく、平ゼミ卒業生の現役教員や幅広い年齢層の異業種の方々と接する貴重な機会でもありました。私がビブリオバトルに強い想いを抱いたきっかけは、1つ上の先輩と一緒にはじめて参加した越ヶ谷高校ビブリオバトルです。自分にとっての初めての活動で緊張や不安な気持ちでいっぱいでしたが、先輩の運営や生徒と接する姿を見て、「自分も先輩のようになりたい」という憧れを抱き、目標を持つことができました。さらに、3年生の夏休みのゼミ研修旅行の際にも、大阪の観光地をめぐりながらビブリオバトルを実施したことも記憶に残っています。博物館や大阪城などを会場にして、勝ち抜いた人は平先生から景品を頂けるというちょっとしたゲーム形式で楽しみました。
次に卒業論文の執筆活動です。これは私にとって試練のようなものでした。研究テーマから悩み続け、決まったと思うと方向性が全く定まらず、いつもボロボロの発表をしていました。平先生にも「卒業論文の意味がわからない」と直接相談にいきました。しかし、平先生のご指導や同期の仲間が親身になってアドバイスしてくれたおかげでなんとか形にすることが出来ました。私は、平ゼミの2年間を通して、「答えを人にすぐ求めるのではなく、自分で考えることの大切さ」を学ぶことことができました。
最後に、平ゼミの活動は、楽しいことがたくさんあります。しかし、自主性を重んじるのが平ゼミです。自分でとことん考え、辛くても仲間たちと助け合って、「大学生活もゼミも本当に楽しかった!」と言えるように全力で頑張ってください!!(文責:2020年度卒業生 照沼元輝)。