· 

2021年度新ゼミ生、初陣!

 2021123日土曜日、私たち2年生・8名は2020年度平ゼミ卒業論文発表会に参加させていただきました。私たちにとっては平ゼミとしての最初の活動となり、若干の緊張と卒業論文に対する興味で胸がいっぱいでした。平ゼミの卒論発表会では、新ゼミ生が事前に配布された報告要旨を熟読し、ひとり2つ以上の質問をするという恒例の儀式があります。初めて読む卒業論文は予想以上に文字数が多く、正直、読む前は憂鬱でした。しかし、読み進めると、論文全体の構成が分かりやすく、また多角的な視野のもとに興味深い考察が展開されており、4年生の偉大さと平ゼミの面白さを感じました。

 発表会当日を迎えると、4年生全員がパワーポイントを利用して、具体的な史料・データなどを織り交ぜた発表が続きました。それらを聞きながら、活字から得た自分の理解がさらに色づいていく感覚をもちました。というのも、それぞれの発表には「自分の主張が何であるか」(問題設定)、「なぜその主張が正しいと思うのか」(先行研究整理と批判)、「その根拠は客観的に正しいといえるのか」(実証的な分析)を明確に伝える技術があるからだと考えました。現在の私たちでは到底そのステージには立つことができませんが、これからのゼミ活動を通して、学ぶ力を習得し、2年後には先輩を超えるような発表ができるよう努めていきます。そして、4年生ゼミ長が仰っていた先生、先輩、同級生との関わりを大切にし、これから先の様々な困難を乗り越えていきます。また、先生の仰っていた自分で考える事の大切さを忘れず、まずは日常の細かい連絡や共有事項の確認などを着実に実践していきます。まだまだ未熟な私たちですが、この2年間で大きく成長することを約束します。どうぞよろしくお願いいたします(平ゼミ2年ゼミ長 柴尾)。