今年もこの時期が到来しました。しかし、僕が文教大学に着任してからの10年間で二度目の卒業式中止となりました。いろいろな想いが胸に込み上げてきますが、卒業生を代表してゼミ長の安藤さんとビブロBUNKYO代表の中村くんがメッセージを寄せてくれました。
*安藤さんからのメッセージは以下の通りです。
平先生、平ゼミの皆様へ
まず初めに、新3年生の皆さんへ。
私は皆さんが卒業論文報告会で挨拶している姿を見て、2年前の自分たちを思い出しました。ゼミ生活への不安と期待を持っている目です。新3年生の皆さん、私が平ゼミで過ごした2年間は一種の大航海でした。先は見えません。楽しいこと、嫌なこと、苦しいことも沢山あります。新3年生の皆さんには、その一つ一つを将来の糧にして成長していって欲しいと思います。平ゼミでは協力する作業が多いので、学年の仲の良さは必須です。これから、深めていってください!
新4年生の皆さんへ。
皆さんを最初に見たとき、人数が多いな、このメンバーでまとまってやっていけるのかな、という不安を持ったことを覚えています。しかし、秋学期になってゼミを覗かせてもらったら、連帯感があって、互いに切磋琢磨しながらゼミに取り組んでいる皆さんの姿がありました。そんな成長しているみんなを見て、とても安心しました。新4年生の皆さんは私たちより、成長速度が速かったようです(笑)。4年生という学年は、皆さんが今思っている以上にとても忙しいです。なので、ゼミ生活も卒業論文も「計画性」を持って頑張って欲しいです。会う機会が激減するからこそ、一人一人が自分の計画性を常に問うて、頑張っていって欲しいと思います。また、その上で皆さんで協力し合って、素晴らしい卒業論文報告会を迎えて欲しいです。さらに成長した皆さんにまた来年会えるのをとても楽しみにしています。
ゼミ長の2人へ。
何か困ったこと、分からないことがあれば、連絡してください!
ゼミ長は、平先生・ゼミ生全員への報連相と紙に書いての確認がとても大切です。
最後に、平先生へ。
先生、2年間本当にありがとうございました。
いつだったか、平ゼミは他ゼミよりも忙しくて大変そうと、言われたことがあります。
でもその分、楽しいこと、苦しいこと、嬉しかったことがギュッと詰まった充実したゼミ生活を送ることができました。また、その濃厚な2年間のゼミ生活を通し、先生には数えきれない沢山の大切なことを教えていただきました。
・礼儀
・文章の書き方
・報連相をマメに行うこと
・多面的に物事を深く考えること
・物事一つ一つに真剣に真摯に取り組むこと
等々、書き出していったらキリがないと思います。先生のおかげで、私自身が人として一回り成長できたかな、と思っています。また、とてもお忙しいにもかかわらず、ゼミのことだけでなく個人的な進路等の悩みにも真剣に相談に乗ってくださり、叱咤激励を送って、見守り続けてくださいました。お陰で無事、4年生全員で卒業することができました。とても感謝しています。先生は、本当にゼミ生全員の安心できる第2の親のような存在でした。
平教授、本当に2年間、私たちを見捨てないで最後まで育ててくれて、ありがとうございました。
新3年生のところで、平ゼミでのゼミ生活は大海原への大航海という表現をしました。様々な困難と闘い、発見した土地で獲得するものは、全員の成長だと思っています。これからも、成長し続ける平ゼミでいてください。私も、成長した姿で皆様にお会いできるよう平ゼミの一員として、これからも頑張っていきたいと思います。
長くなりましたが、本当に2年間ありがとうございました!
*中村くんからのメッセージは以下の通りです。
現役生の皆さんへ。
コロナウイルスの影響で、卒業式にみなさんと会えなかったことが心残りではありますが、来年の卒論報告会で会える日を楽しみにしています。
新4年生は、いい意味で大変な時間がこれから待っていると思います。卒論と実習などでは多くの困難があります。もしも、1人で考えてしんどい時には、ゼミの仲間に相談するといいと思います。きっと、その困難をこえた先には、大学生活で大きく成長した自分を実感することができるでしょう。
新3年生は、これから新しい経験をどんどんしていくと思います。ゼミの課題などで自分が何を本当に書きたいのか悩んだり、ビブリオバトルの活動などから、子どもたちとの関わり方を模索したりと本当にたくさんです。3年生の時にどんなことをしたかが大学生活を彩りあるものにすると思います。もし、私のように、自分を変えるために平ゼミに入ったなら、一つひとつのことに全力で取り組むといいと思います。そうすることで、4年生になった時にたしかな自信へと繋がるでしょう。ゼミが始まってから卒業までは本当にあっという間なので「今やりたいと思うこと」をどんどんしてください。きっとそれは今しかできないことで本当に大切なことなんだと私は思っています。
平先生へ。
本当にお世話になりました。ご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、その中でも見捨てずに、支えてくださりありがとうございました。このゼミに入ったことで、大きく変われたことを実感しています。先生のよくおっしゃっていた、大切なのは10年後の自分がどうあるかという言葉を意識しながら、これからも日々成長していきたいと思っています。ゼミが始まった時には、まさかこんなに先生と飲みに行くなんて思ってもいませんでした。本当に楽しい時間をこのゼミで過ごさせてもらいました。お体に気をつけて、さらなるご活躍を祈っています。
自慢になりますが、私たちの学年は本当に仲がよいと思っています。これは、自然にこうなったわけじゃなくて、積極的に関わりあってきた結果だと思っています。後輩たちの学年がもっともっと仲よくなり、平ゼミらしさがでるといいなと願っています。