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令和の夏、大阪の夏、平ゼミの夏!

2019年8月7日から9日にかけて平ゼミ3年生は大阪へ研修旅行に行きました。2泊3日の長旅で各人が様々なことを学びました。初日は、大阪市浪速区にある大阪人権博物館(リバティおおさか)を訪問しました。人権に関する様々なテーマの展示があり、それぞれが将来教員を目指す私たちにとって大切なテーマであるため、展示物を通して人権について考えを深める良い機会となりました。個人的にはいじめについての展示物がとくに印象に残っています。どうしたらいじめのない学級づくりができるのか、それを深く考える貴重なきっかけとなりました。その後、住吉大社を参拝しました。当初の予定では、ビブリオバトルを開催するために訪問したのですが、実際に訪れてみると、住吉大社の歴史に全員が興味を示していました。2日目は、まず日本万国博覧会記念公園にある国立民族学博物館へ行きました。途中、太陽の塔の横を通り過ぎ、その大きさのみらず岡本太郎の独創性に驚きながら国立民族博物館に到着しました。博物館では世界の諸民族をテーマとする展示があり、異国の文化や歴史を学ぶことができました。様々な展示物から当時の人びとの暮らしの工夫や社会の様子がわかり、世界の歴史についての考えが深まる有意義な時間を過ごすことができました。その後、大阪城に向かいました。大阪城はどの学年の社会科の教科書にも出てくるため、個人的にも最も行ってみたい場所のひとつでした。到着すると広大な土地に建てられた天守閣や石垣にとても驚きました。写真や文章では実感できないことを体感することができるため、自分の脚で実際に訪れることは社会科の教員になるうえでとても大切なことだと改めて感じました。

 さて、平ゼミといえばビブリオバトルです。1日目、2日目と訪れた観光地で、3人がひとグループとなり、ビブリオバトルを実施しました。今回は事前に「大阪」というテーマを設定し、全員が選りすぐりの本を紹介し合いました。大阪と何らかの関係のある様々な本がたくさんあり、和気藹々とビブリオバトルを行うことができました。通常のビブリオバトルも楽しいのですが、観光地を訪れその場所に合わせたテーマを定めて開催することもまた違う楽しみが得られると全員が感じていたようです。

 最後に、今回の研修では食も堪能しました。本場のたこ焼きやお好み焼き、そして串焼きやご当地B級グルメを食べながら全員で親交を深めることができました。今回の研修ではたくさんの事を学び、平ゼミでの絆をさらに深めるとても良いものとなりました。大阪で学んだことを卒業論文の執筆、そして教員になった際にも生かしていきたいと思います(文責:平ゼミ3年 園部)。