ゼミ紹介

 社会専修は5つのゼミと準備室から構成されています。

 

 1,2年生の間は、まだゼミに分かれませんが、3年生になると、卒業論文のために5つのゼミのうちのどれかに属し、卒業までの2年間を過ごします。

 

 ゼミの指導教員は担任も兼ねますから、ゼミは卒業論文を書くためにあるというだけではなく、担当の教員の指導の下、みんなと話し合い、互いに助け合い協力する場となります。

 

 さらに、社会科準備室があり、ここに助手さんがいます。助手さんはみなさんの学生生活をサポートしてくれます。準備室にあるパソコンなどを貸し出したり、社会専修の行事について手助けをしてくれたりもします。

 

 

 


このページの目次

地理学      社会科教育

 ・三木ゼミ     ・吉田ゼミ

日本史      世界史

 ・六本木ゼミ    ・平ゼミ

 ・中村ゼミ

 

三木ゼミ(地理学)

三木ゼミ研究中風景

 

自然・人文の枠にはこだわらず、総合科学としての地理学について、その見方と解析手法の習得を目指します。具体的には以下の内容を予定しています。

〇地理学演習Ⅰ: ひとつの調査地域を決め、夏休みに現地調査

を行う。また、これと並行して、自然地理学に関する基礎知識の

確認を行う(このため期末試験を実施します)。

〇地理学演習Ⅱ: 地理学に関する論文(文献)を自分で1つ選

び、その内容を発表する。

〇卒業研究: 地理学的視点に立脚した卒業論文の作成に向け

て、各自が調査・発表を重ねながら研究を深め、卒業論文を完成

させる。

  演習Ⅰの調査内容、演習Ⅱの紹介文献、さらに卒業論文のテーマと、いずれも個々の選択に任せます。逆にいえば、自主性が問われることになります。

 

過去の実習報告・卒業論文のテーマは、ホームページ(http://www.koshigaya.bunkyo.ac.jp/miki31/index.html) からみることができます。また、3年春・秋学期、4年春学期にそれぞれ読書レポートを課す予定です(そのリストも上記ホームページにあります)。地理の基本は、あくまでフィールドワークだと思います。

行動力がある人を歓迎します。

 

吉田ゼミ(社会科教育)

吉田ゼミ研究中風景

  私は、学部を出てすぐに入った大学院では、近代日本の政治思想史を専攻しました。

 でも、小学生にすら(いえ、小学生だからこそかもしれません)、聖徳太子を満足いくように教えることはできませんでした。小学校3年生にある地理的教材「私たちの市の様子」など何を教えたらいいのか、まったくお手上げでした。

 なぜか。当時はわかりませんでしたが、今から考えると次の2つの理由によります。

 

1)小学校から高校までの学びと大学での学びは根本的に異なる

 例えば、小~高の歴史学習においては、原始から近現代までを網羅的に学びます。それは他人が生み出した知識を自分の頭の中に詰め込んでいく学習です――それに対して、大学(院)では、ある限られた時代なり地域なりについて深く研究する中で、それについての知識を学ぶのです。それも頭の中に詰め込むのではなく、ほかの人が生み出した知識を学びながら、新たな知識を生み出すとともに、そのための技能(例えば、古文書の読み方・資料検索の方法など)を学ぶのです。

 大学や大学院での学びは狭くて深いのです。網羅的に教えることができる膨大な知識について、深く学ぶことは学部の4年間(+2年の修士課程)では無理だし、そもそもそれをめざしていないのです。

 

2)歴史学(あるいは地理学)の観点からみて大事とされる知識・技能と歴史(地理)教育の観点からみて大事だとされるものは微妙にずれている

 前者を学者(になるため)の知識・技能とするなら、後者は市民/国民として必要な知識・技能だといってよいでしょう。高校の先生方の中には、生徒に学者になるための知識・技能を教えようと奮闘努力されている方もおられるかもしれませんが、土台、時間的に限界があります。また、歴史学者や地理学者になりたいと思っている訳でもない生徒が圧倒的に多い中で、そうした学者養成を目指した授業をすることが果たして良いことでしょうか。

 

 つまり、歴史学者や地理学者、あるいは政治学者になるわけでもない子どもたちに、君たちはなぜ、社会科として、歴史や地理を教えるのでしょうか?

 そんなことを根本的に考え、考えた結果を「授業モデル」そして「授業プランの開発」というかたちで卒論にまとめる。これが、このゼミの基本的性格です。

 

六本木ゼミ(日本史)

六本木ゼミ卒業式風景

 歴史を単一のものさしではなく、様々な自然条件や社会条件のもとで形成された文化の総体(地域性)として理解します。その研究方法として、身のまわりの個別事象を通して、人間社会全体のあり方を見通す力をそれぞれが習得します。具体的には、地域の歴史・地理・民俗に関する調査方法を習得します。これは小中高校の歴史や地理において、身近な地域の教材化、地域学習の内容と関連します。歴史の考察を活字となった文献や史資料のみならず、民俗学・地理学・社会学的な方法をも用いて総合的に追究していきます( ゼミ活動について詳細内容は、3年・4年生に聞いて下さい)。

 

〈3年・春学期〉

・大学周辺の史跡や石像物、寺社等を巡検・景観観察するなかで、基本的な調査方法を身につけます。 

・巡検を通して見つかった課題について、ゼミで報告を求めます。ゼミ報告を通して文献や史資料の検索や整理・

解読する力をつけます(必要な場合は古文書等の史料解読についても学習する)

・夏休みの調査に向けた事前学習・準備を行う

 

 〈3年・夏休み調査実習〉

・夏休み(8月下旬~9月初めの1週間)には、テーマを設定し歴史・民俗のフィールド調査を実施します。 

・この調査は、教材開発の力や卒論作成の基礎的な技能習得の場となるので全員参加が原則です。

※ サークル活動等を優先しての不参加は認めないので、そのような人は他ゼミを選択してください。

  ・四国徳島(北島町と周辺町村)をフィールドに調査を行う。

現地では歴史の史資料調査、民具の整理・体験、伝統文化に関する聞き取り調査等を行います。

旅費は自己負担となります。宿泊はできるだけ安くするため、昨年度は四国八十八箇所の二番札所の極楽寺

宿坊に二食付きで泊まりました(期間1週間ほど、交通費・宿泊代で費用約5~6万円)。

 

 〈3年・秋学期〉

・夏休みの調査実習の成果として、収集した史資料をもとに、各自が小論文作成または地域教材を活用した授業づくりを行い、全員分をまとめて製本し、3年ゼミの成果報告書を完成させます。

・年度末の3年終了時には卒論作成へ向けたテーマの設定、それに関する文献・史資料リストの作成を行います。

※以上のような3年次の活動を通して、4年次の卒業研究へ向けたテーマや方法論を習得してください。

 

 〈4年・卒業研究・通年〉

・3年から4年への進級する春休み(3月)に卒論へ向けた集中ゼミを実施、4年次の夏休みには卒論集中ゼミを実施

※4年春学期は小学校実習、教採の準備等で卒論の研究に十分な時間が取れないので、集中授業で補います。

・4年次の卒業研究では、原則として地域史またはその教材開発に関係したテーマで卒論をまとめてもらいます。

※本ゼミでの2年間の活動で教科専門や教材開発の力を高め、同時に卒業後に教員として児童生徒の指導

にあたる際の基本的な姿勢(心構え)を身につけてもらいます。

 

   

平ゼミ(世界史)

平ゼミ 卒業論文誌 史宴

 

 

 

平ゼミは次の目標を掲げています。それは「文教大学で一番のゼミになること」です。何事に対しても本気で一番を目指します。ゼミ運営に積極的にとり組む、意気込みのある学生を歓迎します。平ゼミは概ね次のような年間スケジュールで進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

《外国史演習Ⅰ・Ⅱ》

 

3年春学期  歴史学の方法論を学びます

 

3年夏休み  卒業論文の下書き[15000字以上]

      (テーマの設定と現代的な関心)   

3年秋学期  卒業論文の中間報告①

     (先行研究の整理・批判)

3年春休み  卒業論文の草稿提出

 

 《卒業研究》

 

4年春学期  教育実習や教員採用試験などによりゼミの開催が断続的になるため、「ビブリオバトル」や「学外実習」などを不定期に予定。

 

4年夏休み  卒業論文の執筆

 

4年秋学期  卒業論文の中間報告②

      (論文の全体像)[20000字以上]

 

*卒業論文は1月最後のゼミを提出期限とし、その後、卒業論文報告会を開催。

  

卒業論文のテーマは学生の自主性を尊重します。ただし、春休みに課題を出します。

中村ゼミ(日本史)

 日本史ゼミは、史料を読みながら、現地の史跡を回りたいと考えています。みなさんは目的養成学部にいて必修授業が多いでしょうが、できるだけ学生時代にいろんな所に実際に出かけ、肌で歴史を体感してほしいと考えています。         

 

 予定としては、春学期に関東周辺でどこかに史跡と博物館を訪ねたいです。

 夏季休暇中にも台湾・韓国などの近隣諸国に出かけたいです。

 秋~冬には奈良・京都などの古都を巡りたいです。

 春休みにも希望の場所に行けたらと考えています。

経済的な負担も考えていますので、すべて実施できるかどうかはわかりませんが、自由参加で進めたいと考えています。

また、授業としては、3年の段階では、活字史料の読み方と、関連論文の読解を中心に進めます。

そして、3年生の冬休みに卒論テーマを決めて、1万字の原稿を書いていただきます。

 

 3年生の春休みに卒論テーマの史料探索と論文検索をすませていただきます。

 

 4年生にの春学期は教育実習や教員採用試験がありますから、卒論テーマの史料読解、論文読解を行っていただき、夏休みには1回目の卒論作成を行いたいと思います。

秋学期には、卒論作成に向けて、個人発表を行いつつ完成へと向かっていただきます。 

  

 

 

社会科準備室

 

社会科準備室には助手が2人います。先生方の授業の手伝いや学生対応等幅広い仕事をしています。

 

準備室には教科書やノートパソコン、過去の卒業論文集をはじめとして、学生の学習をサポートする資料が揃っており、貸し出しを行っています。

 

レポートや模擬授業の準備でも多くの学生が準備室を利用しています。

 

授業以外でも、学生生活の悩みや世間話など、様々な話をしに来てくれる学生がいますし、卒業してからも、遊びに来てくれる卒業生もいます。

 

「困った時は準備室に行こう。」こんな気持ちで準備室を利用してもらえればと思っています。